Little Harvest Reader's Favorites

今年出会ったアルバム 「BEST 3」 * 2006年

1: 赤尾 美香  http://www.almostfamous.jp
  『ブロークバック・マウンテン』
  『ウォーク・ザ・ライン』
  『オープン・シーズン』
勝手ながらサウンドトラック・ベスト3を!『ブロークバック~』で聴けるテディ・トンプソンとルーファス・ウェインライトのデュエットには、本気で泣きました。『ウォーク~』は、なんと言ってもリースとホアキンの歌声。たいしたもんです。同映画に脇役出演のジョナサン・ライスは、ジェニー・ルイスのバックで来日してくれたけど、次回はソロでよろしく。…って、その前に日本盤発売か…。ラストはポール・ウェスターバーグ様の新作、と言っても過言ではない作品なのに… これまた日本未発売(涙)。でも、相変わらずのポール節が嬉しい!(映画は今いち) 年末に大けがして当分はギターも弾けないというポール様、1日も早く完治してくださいっ!!
2: アルファルファ  世田谷区  ずいぶん昔からおとな
 1. Death Cab For Cutie 『Plans』
 2. Nada Surf 『the weight is a gift』
 3. Guster 『Ganging Up On The Sun』
以上、和み系の3点(ずいぶん若いバンドばかり、と言われそうですが)。
はじめの2点は2005年の作品だけど、今年もずっと聴くことが多かったような。Guster は数年前にパパス・フリータスのトニー・ゴッデスから教えてもらったバンドだけれどぜんぜん聞いてなかった。今回のアルバムは堂々とした音で聞き応え十分。
そうそう、秋も深まってからジョージー・フェイムの昔の音源が、ソニー及びユニバーサルから一気に紙ジャケで発売になったので、これからゆっくりと聞くところ。これらはいずれも甲乙つけがたいので、まとめて全部オススメ、ということに。
3: 市川 誠
 1. Annuals 『Be He Me』 (Ace Fu)
 2. Asha Bhosle 『The Queen of Bollywood』 (Nascente)
 3. テイマー・デイヴィス 『ミルク&ハニー』 (ユニバーサル)
1. のAnnualsは9年前のフレーミング・リップスのような、5年前のデルガドズのような、2年前のアニマル・コレクティヴのような、そんなポップ感覚を持ったノースカロライナのインディ・ロック・バンド。
2. は、インド映画のバックアップ・シンガーを半世紀以上つとめている女性の2枚組ベスト。インド人のカレー屋でよくかかってるあんな歌がギッシリです。ドラムがえらくかっこいいガレージ・ロックからトラディショナルなインド音楽までバラエティに富んだ選曲で、インド音楽初心者で飽きっぽい人(ボクです、ハイ)でも楽しく聴ける親切設計。「ブルーライト・ヨコハマ」をパクった、ディスク1・13曲目が笑えます。
余談ですがこのCD、amazon.jpを通してアメリカの業者に注文したものの、発送のお知らせから届くまでに1ヵ月以上かかり、気をもみました。イギリスのメーカーが制作したインド音楽のCDは、アメリカの業者がマイアミから発送し、なぜかドイツのフランクフルト経由で東京に到着。業者の担当者と頻繁にメールを交わしているうちに仲良くなり、CDが届いた報告の返信にはビールで乾杯している写真が添付されていました。
3つめのテイマー・デイヴィスは、8月に発売される予定でカセット・テープを入手したものの、結局お蔵入りになった(?)アルバム。プロデュース、アレンジ、作詞/作曲、演奏のすべてをプリンスが手がけています。プリンスの新作と対をなすいいアルバムだと思うんだけどなあ。別れちゃったのかなあ。
いちばん良かったライヴは、大久保のライヴ・ハウス、アースドムで凍った杏棒をくわえながら観たサム・ガールズ。アメリカのハードコア・パンク・バンドです。
4: 伊東 潔  千葉県  51才
 1. 鈴木祥子 『鈴木祥子』 (ワンダーグラウンド)
 2. ハンバート ハンバート 『道はつづく』 (ミディ)
 3. James Taylor 『At Christmas』 (Columbia)
2006年、個人的にはいろいろと「多難」な年でした(特に仕事面で)。ただ、修学旅行以来、久しぶりに京都ひとり旅をしてきたのはよかったです(有名どころを見て回りましたが)。音楽、「熱く」浸って聴いたものがなく、上記の3枚がよく聴いたアルバムです。
1. は京都でのライブも(どちらが旅の主従か?)行ったほど、今年は聴いた歌手です。アメリカのSSWと'70~'80年代のロックを音楽的なルーツにしたシンガー&ソングライターの攻撃的な姿勢が前面に出た「痛い」ラヴ・ソング集。2. はこのアルバムで存在を知った日本の男女デュオ。女性ヴォーカルの簡素で暖かいヴォーカルが音数の少ないサウンド(豊かな)をバックに何度も聴くうちに「歌」とは何かを考えさせる1枚にも。3. は今年の私のマイ・ブームの「James Taylor」の1枚。季節ものですが、DVDの『トリビュート・ライブ』ともどもJames Taylorを「再認識」しました。
5: 宇田 和弘  http://almostblue.hp.infoseek.co.jp
 1. Little Willies 『Little Willies』 (EMI/Milking Bull)
 2. Bob Dylan 『Modern Times』 (Sony/Columbia)
 3. Kelly Joe Phelps 『Tunesmith Retrofit』 (Buffalo/Rounder)
とても3枚では収まりませんが、よく聴いた順ではこうなります。ナマで観た僕のギター・アイドル、ジョン・ミラー、再び出会えたリヴ、ずっと待っていたGPのDVD…。06年はいいものをたくさん見聞きしたような気がします。
6: 内田 英一   埼玉県  46才
 1. サンタナ 『サンタナ3 レガシーエディション』
 2. デヴィッド・ギルモア 『オン・アン・アイランド』
 3. ジョージィ・フェイム 『フェイム・アット・ラスト』
1. “新しい世界”に興奮。ライナーにある通り正に“シスコの若き野獣達がクリエイトしたラテンファンク”。そして、絶頂期のアフロサンタナのフィルモア・ウェストの完全版。“ネシャブールの出来事”いつ聴いても鳥肌ものです。
2. 時代を駆け抜けてきた素敵な50代のアーティストによる、超自然体な音楽に何度も癒されました。泣きのギターと憂いを帯びた歌。こんな美しい音楽にまた今、出会えるとは。
3. ヴァン・モリソンのアルバムで大好きになったジョージィ、でもアルバムはベスト以外は入手困難でした。夢にまで見た紙ジャケリイシュー、正に、AT LAST!あーもう、紙ジャケに幾ら出費したのかな!?(笑)
7: Alias  神奈川県  23才  http://egyptian.blog33.fc2.com/
 1. Bob Dylan 『Modern Times』
 2. J.J.Cale & Eric Clapton 『The Road to Escondido』
 3. Tom Petty 『Highway Companion』
もう、なんといっても今年の1位はこれしかないでしょう。やってくれました。彼と同じ現代(Modern Times)の空気が吸えただけで幸せです。
J.J. Cale & Eric Claptonの共演、Tom Pettyの新譜も素晴らしかったですね。
  友部正人 『あれからどのくらい』
  東京ボブ・ディラン 『Greatest Hits』
今年は社会人1年目ということもあり、激動の1年でした。実家から寮に移って、部屋でよく聞いていたのが友部正人さんのデビュー30周年記念ライブ盤。週末は池袋のディランバーPolka Dotsの真空管アンプでディランを聴いてました。というわけで、Polka Dotsゆかりのミュージシャン東京ボブ・ディランの『Greatest Hits』も今年を象徴するアルバムです。
8: 大浜稔  三鷹市  49才
  Aron Neville 『Bring  it  home... the  soul  classics』
  Donald Fagen 『Moeph the Cat』
  大塚まさじ 『OSAKA LIVE』
この3枚は今年夜中によく聴きました。
深夜聴いているとついもう一杯余分に飲んでしまいます。
あと11月下旬からは毎日のようにU2 『18 SINGLES』も聴いてました。
9: 小尾 隆  48才  http://silver.ap.teacup.com/1958/
  ボブ ディラン 『モダン タイムス』 (ソニー)
  ニール ヤング 『リヴィング ウィズ ウォー』 (リプリーズ)
  サンボマスター 『僕ときみのすべてをロックンロールと呼べ』 (ソニー)
サンボマスターの音楽には過去も、未来でさえもきちんと見据えるような力があって、彼らの激烈な音の洪水に身を焦がした年でした。
10: かものはし
  福岡史郎 『サンタイガー』
  青山陽一 『deadline』
  コスモポリタン・カウボーイズ 『世界で一度も咲かない花』
3枚とも洋楽聞いてる人に聞いてほしい日本のインディーズのロックアルバム。
福岡史郎はほんとうにソロになってからその音楽にアーシーなアメリカの音色とルーツの色が入り込んできて、けれどもブリティッシュに影響を受けたと思われるいきかたは健在で、その混ざり具合がほんとうにいい。こういうロック・アルバムが日本にも生まれてくるようになったんだ、ということがうれしい。今年、最大のヘヴィ・ローテーションでした。
同じように青山陽一のアルバムも、この数年の彼がライブで体験した豊かな音楽が実を結んだというか、自分の音楽の立ち位置、よさというものが浮き出ていて、これまた、今の日本のメジャーには死滅したかもしれない正統的なロック・アルバムでした。風変わりではありますが。
コスモポリタン・カウボーイズはなんといいますか、無条件にyeah!!!と今、バカエールを送るバンドであります。例えがムチャですが、ポーグスがTEXMEXやってるといえばいいのか。サウンドはTEX-MEXなのに、ハンク・ウィリアムス、アイリッシュのトラッドに自身の訳詞をのせている。これがパンキッシュな自分の言葉としてほんとうに生きてます。「ラグラン・ロード」にも「アイ・ソウ・ザ・ライト」にもちょとヤラレる。
しかし、わざとじゃないのに見事に3枚ともインディーズだなあ。なぜだろう。個人的嗜好性であるのか、それともほんとにこれは問題であるのか、どちらかな。
ほかにはレムスイムという女の子のバンドがきっぱりはっきりしていて、メジャーの圧倒的な男たちよりよっぽどロックしていたこと。リクオのソロアルバムがいい感じで肩の力が抜けてきて、歌詞とメロディ、そしてあの独特のピアノとがかもし出すものがほんとうに心地よかったこと。春一番72年の10枚組で再確認したのは、フォークでくくられた当時の音楽の、今でも自分が好きなものはほとんどがザ・バンドの子供たちであったこと、つまりフォークであってフォークじゃなかった、魂はロックであったこと。機会があればこの盤のはちみつぱいをぜひ聞いてほしい。日本のロックは退化しちゃったのかもしれない。はっぴいえんどBOXとは驚くような違いのある同じ音源の異なるマスタリングも楽しく、吉野金次さんの偉業をつくづく思うのでありました。を補足しておきます。
11: 北中正和  http://homepage3.nifty.com/~wabisabiland/
  Jorge Drexler 『12 Segundos De Oscuridad』 (Warner Music)
  Eneida Marta 『Lope Kai』 (Iris Music)
  Llio Rhydderch 『Gwenllian』 (Ffalach)
ホルヘさんは、前回もとりあげたウルグアイのシンガー・ソングライター。あい変わらずのいいぬるみ具合です。エネイダ・マルタさんは西アフリカのギニア・ビサウの女性シンガー。旧ポルトガル植民地つながりということで、ファドや上質のサンバやカボベルデのセザリオ・エヴォラに通じる哀愁のメロディにうっとり。リオさんはウェールズのケルトのハープ奏者。ほとんどクラシックのようなハープですが、去年、この響きにずいぶん慰められました。
12: 木下康之  東京都  48才  http://park8.wakwak.com/~music/kino/
- 新譜編 -
 1. Jolie Holland 『Springtime Can Kill You』
 2. A.J. Croce 『Cantos』
 3. Cassandra Wilson 『Thunderbird』
少し前まではRay DaviesやRosanne Cashなんかを考えていたんですが、2006印を聴きなおしていたら、この3枚によりハマッテしまいました。明日はには変わっているかもしれないワタシの3枚。
1. はノスタルジックな楽曲がどれも素晴らしい。前作は違った感じだったハズ。ちゅうことは企画盤か?2. はJimの倅のPOP歌集。Paulの"Maybe I'm Amazed"をやってるように、目指すは親父ではなくBeatles的POPS世界。3. はJazzを飛び越えてAmericanaと言っても過言なし。どすんと腹に響く歌声は、どす黒いRoots Music!
- 再発編 -
 1. Steve Miller Band 『Fly Like An Eagle-30th Anniversary』
 2. Spencer Wiggins 『The Goldwax Years』
 3. Roscoe Robinson 『Heavenly Soul Music』
デラックス・エディション数あれど、Steve Millerの「鷲の爪」はワタシにとって最高です。ボートラ3曲と最新LIVE DVDと堪能しました。2. 3. はディープなSoul Singerたちの編集盤。ジャンル無視で聴いてますがSoulも大好きなんで点数甘くなります。これら以外にもPreludeのAnthologyやRhinnoのTony Joe Whiteの箱など気になる再発物はこれでもか状態。もうとことん出してもらいましょう。
13: kyoko maruyama  千葉県
 1. Carly Simon 『Into White』
 1. James Taylor 『at Christmas』
 3.  Elvis Costello & Allen Toussaint 『The River In Riverse』
2006年も終わろうとしていた時に、聴いた二枚をベスト1(選べず)に選んでしまうなんてちょっと安易すぎ?と思いましたが、姉とそのだんな様、のように(勝手に)二人を慕って音楽を聴いてきた私なので、ここは見逃してください。この冬、湯たんぽと並ぶ必需品。あと、音楽的にはニューオーリンズとアイルランドに触れることが多かったかな。洋楽だけでなく、j-popもよく聴いた一年でした!
14: 笹野恒夫  神奈川県  52才  http://homepage2.nifty.com/cypressave/
  Jade 『Fly On Strangewings』 (Lightning Tree 2003)
  Matthew Sweet and Susanna Hoffs 『Under The Covers Vol. 1』 (SHOUT 2006)
  Maria Muldaur 『Heart of Mine - Love Songs of Bob Dylan』 (TELARC 2006)
Jade と Matthew Sweet and Susanna Hoffs、コーラスワークの素晴らしさにとにかくヤラれました。もう一枚はマリア・マルダーによるディラン作品集、来日公演での「ムーンライト」を聴いて即購入しました。
15: 鈴木 カツ  http://park8.wakwak.com/~music/kats/index.html
 1. ボブ・ディラン 『モダン・タイムズ』 (ソニー)
 2. カーリー・サイモン 『イントゥ・ホワイト』 (ソニー)
 3. マット・ムニステリ 『ラヴ・ストーリー』 (バッファロー)
♪ディラン新作は、誰でも楽しめるような音作りで、新しいディラン・ロックの開眼のような気がしました。今でも毎日聴いております。カーリー・サイモンのCDには、ぼくの愛唱歌「さらばジャマイカ」「ユウ・アー・マイ・サンシャイン」「ハッシュ・リトル・ベイビー」などが収録されており、こちらも朝な夕なに楽しんでおります。マットは、エスプリを効かせたニューヨーク型ミュゼットで、アコースティック・スウィングの埋もれた名盤の発売には感心しました。ロック・ファンには、ディランの「くよくよするなよ」、ブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスの名作「オレンジ・クレイト・アート」のカヴァーがお奨めですよ!
16: 藤本国彦  東京都  http://www.cdjournal.com
 1.  Sean Lennon 『フレンドリー・ファイア (Friendly Fire)』 (東芝EMI)
 2.  Ben Kweller 『ベン・クウェラー (Ben Kweller)』 (BMGジャパン)
 3.  Bob Dylan 『モダン・タイムズ (Modern Times)』 (ソニー)
2006年は、モノ=レコード収集への執着心が薄れた1年でした。部屋の広さ(狭さ)が限界にきているのがその原因だったかと思ってはいますが、いや単純に、ただトシを少しとっただけなのかもしれません。ということで、中古レコード屋めぐりも大幅に減り、「2006年の3枚 (洋楽編)」は上記3枚に。ジェフ・エメリックによる大書『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』を読んでいるうちに2007年を迎えることになりそうです。
17: 中川五郎  東京  http://www.goronakagawa.com
  Alexi Murdoch 『Time Without Consequence』 (Zero Summer 7930185400-2/輸入盤)
  ジョッシュ・リッター 『ジ・アニマル・イヤーズ』 (V2 V2CP274)
  Denison Witmer 『Are You A Dreamer?』 (The Millitia Group TMG032/輸入盤)
やっぱりシンガー・ソングライターが好きです。この3枚は、 去年いちばんよく聴いた(比較的)若手のシンガー・ソングライターたちの名盤です。
18: 松井  大阪府  53才
 1. Paul Simon 『Surprise』
 2. Bob Dylan 『Modern Times』
 3. Karen Dalton 『In My Own Time』
1. ベトナム戦争の時に出た「明日にかける橋」と同様、戦時のアメリカが必要としている作品ですね。
2. 「自伝」や「ノー・ディレクション・ホーム」の延長線上にある作品ですが、今まであまりディランを聴いてこなかった、メインストリームのアメリカンミュージックが好きな人も楽しめる一枚だと思います。
3. ディランとフレッド・ニールとのスリー・ショットは今まで何度も雑誌で見ましたが、じっくり彼女の歌を聴いたのは今年が初めてです。若き日のディランが夢中になったのがよくわかります。
19: Mayumi Abe  東京  http://www.wind.sannet.ne.jp/mayu-a/
  Tom Petty  『Highway Companion』 (American)
  Lindsey Buckingham 『Under The Skin』 (Reprise)
音楽に対する興味がすっかり薄れていた昨年なので、投稿するのもどうかと思うのですが… フェイバリット・ミュージシャン 2人の新譜ですので、内容はさて置き、プロモーションの気持を込めて。
20: miss key  東京都  http://miss-key.jugem.jp/
 1. デヴィッド・ギルモア David Gilmour 『オン・アン・アイランド (On An Island)』
 2. ツヴェトゥイ Tsvety 『現在へのノスタルジー (Nostal'gia po Nastoiashchemu)』
 3. ミール・ヂェーチャム Mir Detyam 『どんな代償を払っても (Liuboi Tsenoi)』
今年入手したアルバムでロック系なら私の3枚はこれです。1枚目はPink  Floydの大ファンということでギルモアのソロアルバム。ジョージィ・フェイム(今年はビッグな再発があって大喜び!)がハモンドオルガンで参加していたりと、曲の良さはもちろん、私にとってサプライズが詰まった作品。
2枚目は、旧ソ連のロックの先駆けとなったグループの結成30周年記念ライブの模様を収めた2枚組のアルバム。過去のヒット曲がずらっとでてくるのですが、古くからのロシアのポピュラー音楽ファンとしては、こういうものがこういう風に聴ける時代がついに来たか!というだけで涙ものです。ロシアでもベテラン勢の活躍が目立ちましたが、その代表ともいえる1枚。
3枚目はサンクトペテルブルクのロックバンド、ミール・ヂェーチャムのデビューアルバム。ザリザリした荒削りのサウンドに乗せられたメッセージ、これが届かずしてどうする!?の1枚。今年はロシアでも日本でも目を覆うような悲しい事件がたくさんおきましたが、ミールの歌を聴いていると、「それでもやはり希望を持ち続けよう、目をそらさずしっかり前を向こう!」と思わせてくれるのです。公私ともに音楽から力を与えてもらった1年でした。
21: 宮田康史  札幌市  http://bar-gershwin.com
  リンダ・ロンシュタット&アン・サヴォイ 『Adieu False Heart』
リンダとアンは太陽と月。今年はこれ一枚で充分です。
それにしても「いとしのルネ」の温かさ美しさ。
リンダを聴いてきてよかった。
22: モジャの飼い主
  ボブ・ディラン 『モダン・タイムズ』
  フアネス 『愛と情熱の絆』
  『モンバサのターラブ黄金時代 1965-1975』 
ディランとフアネスは説明不要・・・ですよね?フアネスはラテン系イケメンのイメージが先行し過ぎて、曲とリズムのよさが案外知られてなさそうなのが残念。3つ目のターラブは、東アフリカ・ベースの大編成エキゾチック楽団の音源のリイシュー(ターラブがグループ名というわけではありません)。和田博巳さんに機会あってお聞かせしたところ、「あがた森魚くんが好きそうだけど、リズムはもっと軽快。おもしろいね」と気に入っていただけました。というわけで、あがたファンにもおすすめ?今年、老舗楽団のひとつが来日するそうです。
23: YUZZ  宇都宮市  42才
 1. Blossom Dearie 『Winchester In Apple Blossom Time』
 2. Osmar Milito 『E Deixa O Relogio Andar!』
 3. Guy Clark 『Workbench Songs』
1. 素晴らしい。 2. Soft Rockの大名盤だと思う。 3. 1st以来の傑作・・・は言い過ぎだな。
旧譜ながら 1、2に出会えたのは幸せだった。
次点は Cabin Dogs 『Electric Cabin』。
24: 和田静香  http://homepage3.nifty.com/hypochon/
 1. ベン・クウェラー 『ベン・クウェラー』
 2. スクリッティ・ポリッティ 『ホワイト・ブレッド・ブラック・ビア』
 3. レイ・ラモンターニュ 『ティル・ザ・サン・ターンズ・ブラック』
何度もしつこいくらい言うベン・クウェラー。最高!よく練られたメロディと歌詞はしかしシンプルでストレート。最高に心地よくて爽快で楽しくてグングンと自転車漕いで進んでいきたくなる気分にさせる。シンガー・ソングライターってこういう人を言うんだって思いたい。アルバム丸々1枚を通して一つの方向を見つめ、そこに進んでいくような音楽ね!最高のポップ・ロック盤です。
続きは和田静香さんのブログ エンタの丸かじりの「今年のベスト・アルバム10+オマケ+追加」でご覧ください。
25: 天辰保文  千葉県 57才  http://members3.jcom.home.ne.jp/in-cahoots/
  Rosanne Cash 『Black Cadillac』 (capitol)
  トム・ヨーク 『ジ・イレイザー』 (ワーナー WPCB10001)
  イザベル・キャンベル&マーク・ラネガン 『バラッド・オブ・ザ・ブロークン・シーズ』
  (V2 V2CP271)
日々、新しいアルバムを聴いていると、時折、広くて深くて、そして暗い海に落っことした大切なものを探しているような気分に襲われます。音楽を聴くのは、それほど、孤独な行為だということでしょうが、だからこそ、同じようなものに共感する人と出会ったりすると、そのときの喜びは得難いのかもしれません。

今年も、私の、ぼくのBest3、参加していただいたみなさん、有り難うございました。例によって、ぼくの知らないアルバムが沢山でてきて、これからしばらく楽しみが増えました。まだまだ3回目、毎年ひとつひとつ積み重ねて、これを形にして残せたり、ここからなにか楽しいことが出来ればいいな、と思っています。とりあえず、みなさんが、今年も沢山の素晴らしい音楽と出会えることを願いつつ、有り難うございました。

(天辰)