Little Harvest Reader's Favorites

今年出会ったアルバム 「BEST 3」 * 2014年

1:  赤谷 隆一  インド、デリー(2008年7月から単身赴任中)  58歳
 Counting Crows 『Somewhere Under Wonderland』
元気じゃないか、前作よりも。で、ジャケットはいつものように不思議な可愛いイラスト。おじさんは今回少し心が揺り動かされました。
 ラナ・デル・レイ 『ウルトラヴァイオレンス』
うわー暗い。日本で暮らしていたら聴かなかったかもしれません。ダウナーな世界にバックは残響的なギター。でもCDの終わりの2曲は野に咲く一輪の花のような曲と夜明け前に光が差し込んでくるような曲が続き何故か通しで聞いてしまいます。
 v.a. 『ジャージー・ボーイズ』 サントラ盤
本当はCDでなく出張の時に飛行機の中で見た映画です。本編の最後に出演者全員が出て来て「December, 1963 (Oh What a Night)」で踊る大団円シーンです。ミュージカルだから?さすが C・イーストウッド、おじさんは仕事前に涙ぐんでしまいましたよ。
J・ホワイト、T・ペティ、CSN&Y1974、通しで聴いた回数と衝撃度上記に行けずごめんなさい。ディラン&バンド、J・ブラウン、J・ハイアット、こちらに影も形も登場なく聴けずじまい…。
駐在6年半となりました。この地から僭越ながら皆さんも日本も今年も元気でありますように祈っています。
2:  伊東 潔  千葉県  59歳
毎年の事ながら、音楽を聴く感性の劣化が進行して、買ってきたCDも積む読のあり様で、深く聴くことが少なくなってきました。そのような狭い範囲の音楽生活の中でよく耳にした数少ないCDの中から選びました。
 1. Chris Brown 『X』
名前は知っていても聴く機会のなかったミュージシャンのひとり。ポップ寄りR&Bといったらいいでしょうか。世評で言われている Michael Jacksonの後継者のような作りを感じる時もありますが、聴きながら体全体に共振するサウンドと歌唱に脱帽しました。2014年後半、最も愛聴したアルバムです。
 2. Ariana Grande 『My Everything』
ポップス好きなおじさんの心をわしずかみした女性歌手の Ariana Grandeの2枚目。前作の90年代R&Bのテイストから、さらなる彼女の歌唱を引き立てるサウンドがいいんです。もちろん、彼女の歌唱もいいです。
 3. Rumer 『Into Colour』
待望のイギリス女性歌手 Rumerの新作。心地よい歌唱は最近の女性歌手の中では際立ちます。
他には、Tinasheの『Aquarius』、Ledisiの『The Truth』、KIRINJIの『11』、ヒックスヴィルの『Welcome Home』、Pharrell Williamsの『Girl』、竹内まりやの『Trad』などもよく聴きました。
3:  大浜 稔  三鷹市  57歳
 1. Jackson Browne 『Standing in the Breach』
 2. U2 『Songs of Innocence』
もう一枚は二ール・ヤング、トム・ぺティ、メリッサ・エスリッジのどれかかな・・・ ますます新たな出会いがなくなってきています。
4:  小尾 隆  東京都  56歳  http://obinland.exblog.jp/
 Geraint Watkins 『Moustique』
 Robert Plant 『Lullaby And ... The Ceaseless Roar』
 Ian McLagan & The Bump Band 『United States』
英パブ・ロックの名脇役ゲラントの新作に和みました。ロバート・プラントがジャスティン・アダムズという介在者を通してアラブ~アフリカの音楽に取り組んだ姿勢も嬉しかったです。イアン・マクレガンの急逝について今は何も語りたくありません。発掘物ではヘンリー・マカロックのロックパラスト音源が良かったな。
5:  川勝 敏弘  群馬県前橋市  55歳
 1. Crosby, Stills, Nash & Young 『CSNY 1974』
40年ぶりに陽の目を見た1974年のツアーの模様に興奮しました。
 2. Bob Dylan and Band 『The Basement Tapes』
当時初めて新譜で買ったディランのアルバムのコンプリート盤。取っ付きづらいディランでしたたが、ザ・バンドと一緒のほうがしっくりきました。
 3. Jesse Winchester 『A Reasonable Amount Of Trouble』
ジェシ・ウィンチェスターの遺作。優しいあの声はもう聴けないと思いよく聴きました。
そのほかには、クラプトン、亡くなってしまったジョニー・ウィンター、リヴィングストン・テイラー、ジャクソン・ブラウン、ジョン・ハイアットなどをよく聴きました。ロリー・ギャラガーの『Irish Tour’74』のボックス・セットも嬉しかったですね。
6:  川田 寿夫  東京都  http://blog.diskunion.net/user/uncledog/tapestry/
 Dan Penn 『I Need A Holiday』 (OVERALL MUSIC/CD)
昨年に引き続きダン・ペンの新作はよく聞きました。約1年もの時間を費やして日本盤仕様で今年になってから流通させることができたので感慨一塩です。さらにダン・ペンさんがデヴィッド・レターマン・ショーに出演できたのもうれしいニュースでした。
 Livingston Taylor  『Blue Sky』 WHISTLING DOG MUSIC/CD)
リヴィングストン・テイラーの久々の新作アルバムは変わらぬことの素晴らしさを改めて知った1枚。苦労しましたが日本盤仕様で流通させることができたのもよかったです。
 Cowboy 『5'll Getcha Ten』 (REAL GONE MUSIC/LP)
カウボーイのセカンド・アルバムの世界初CD化は米国の再発レーベルの社長に直接お願いして実現したので思い入れの深い作品です。
バイヤー、プロデューサーという仕事柄、数多くのアルバムをチェックしますが、最も多く聞くことができるのは制作やライナーを書く時しか時間が許されないのが現状です。追われるようにあっという間に過ぎ去った一年のような気がいたします。
7:  キーノ  東京都  56歳  http://green.ap.teacup.com/kino1958/
- 新譜編 -
 1. Nickel Creek 『A Dotted Line』
満を持しての再結成盤。各自のソロやユニット、グループで磨いた腕を結集した最新のNew Glassとして輝いてます。
 2. Jeff Larson 『Close Circle』
伝統のウェストコースト・サウンドを守り続けるJeffの最新作。爽やか一直線。
 3. Various 『Looking Into You : A Tribute To Jackson Browne』
本来ならば編集盤は反則なのだろうが、このトリビュート盤は新録だし、愛に溢れたカバーになっているので禁を破ります。良い曲を書いてきた事の証明です。
- 再発・発掘編 -
 1. Shiloh 『Shiloh』
 2. Crosby, Stills, Nash & Young 『CSNY 1974』
 3. Ned Doheny 『Separate Oceans』
リイシュー物は楽しいのですが、お値段控えめ未発表盛り沢山が理想です。1. がリイシューされたたのにはビックリでした。墓場まで持って行くのかと思ったのに、イーグルス(株)の代表取締役達も気が変わったのか。来年は同じ Amosレーベルで出た、GlennのLongbranch Pennywhistleにも期待は膨らみます。そして新・名盤探検隊には、もっとお初リイシューを希望します。
8:  耕  千葉県  34歳
初めて参加させていただきます。2014年は、個人的に激動の年でした。その中で音楽が自分の支えになってくれました。
 1. 曽我部恵一 『まぶしい』
「素晴らしい」の一言。よくこんなアルバムを作れるなと。
 2. Suemarr 『ミンストレル』
Suemarr という人が醸し出す雰囲気が心地よい。
 3. Neil Young 『A Letter Home』
独特の音質が新鮮。演奏が心に刺さる。
9:  齋藤 皓太
 1. ルシンダ・ウィリアムス 『ダウン・ホエア・ザ・スピリット・ミーツ・ザ・ボーン』
個人的には圧倒的なベスト。周囲では誰も評価していないけど。2枚組いっぱいに素晴らしい曲が詰まっている。
 2. うないぐみ 『うない島』
元ネーネーズプラス3人プラス1 正式の発売は来年らしいが。年末のライブで圧倒的な歌の力を思い知らされた。沖縄の怒りも聞き取れる。
 3. メアリー・ゴウシェ 『トラブル&ラブ』
アルバムを通していいというのは彼女の作でも初めて。曲の良さもあるが、初めて良いギタリストと組めたかな。
 4. ジェシ・ウィンチェスター 『リーズナブル・アマウント・オブ・トラブル』
今年僕の誕生日に悲報が伝わったジェシ。生前にこんな素敵な盤を残していたなんて。オリジナルはもちろん、カバーの「悲しき雨音」が素直に泣ける。
 5. レナード・コーエン 『ポピュラー・プロブラム』
枯れてないんだなあ。この創作力には驚かされる。
残念だったのはロン・セクスミスとジョン・ハイアットの新盤。前作と比べると物足りなかった。
10:  坂下 栄一  東京都 江戸川区   57歳
 David Crosby 『Croz』
70を過ぎ相変わらずの声を聞いていると、とても穏やかな気持ちにさせてくれます、来日がとても楽しみです。
 Drive-By Truckers 『English Oceans』
Jason Isbell、Shonna Tucker 脱退後どうなってしまうのかなと心配していたのですが、Patterson Hood がとても味のある歌声を聞かせてくれ初期の頃に戻った感があります、ぜひ生で聞いてみたいです。
 Counting Crows 『Somewhere Under Wonderland』
リリースを心待ちにした一枚で、とても良かったです。Adam Duritzの声がとても和みます。
かなり迷ったのが Neil Young の『A Letter Home』驚きはありましたが、普通の音で出してほしかったです。Jackson Browneも大好きなのですが、あまり新譜聴きませんでした。
11:  笹野 恒夫  神奈川県  60歳  http://homepage2.nifty.com/cypressave/
 Ronnie Lane and Slim Chance 『Ooh La La: An Island Harvest』 (2014 Universal-Island)
 Richard Thompson 『Acoustic Classics』  (2014 Beeswing)
 ソウル・フラワー・ユニオン 『Underground Railroad 』 (2014 BM tunes)

ロニー・レインは珠玉の名演集、リチャード・トンプソンも名曲目白押し。
ソウル・フラワーによるエノケン・カヴァーは秀逸でした。
12:  シャケ  http://sakemoge.blog80.fc2.com/
 1. ダン・ペン 『アイ・ニード・ア・ホリデイ』
実はジャケ買いで初めて存在を知りました。ソウルもろくに知らない私はダンの歌心に急速に惹かれ、旧譜を一気に揃えました。
 2. Mary Jane Lamond & Wendy MacIsaac 『Seinn』
カナダのケルト系フォークのユニットです。メアリーはずっと注目してきたんですが、初ユニットが功を奏して集大成的な盤となりました。
 3. Marina Rossell 『canta Moustaki』
スペインのフォーク・シンガー&ソングライター。彼女が長く親交していた故ジョルジュ・ムスタキの歌をカタルーニャ語でカヴァーしたアルバムの第2弾です。

発売年はまちまちですが、比較的最近作で、あまり世に知られていない気がする作品を主にしたマイベストです。
13:  高橋俊博  52歳
 1. Tom Petty and the Heartbreakers 『Hypnotic Eye』
4年ぶりの新作が彼ら自身初のチャート1位をもたらすとは考えもしませんでした。デビューして38年ですが決して懐メロ頼りのツアーをすることなく今なお現役を貫いている彼らのリアルな姿を映しだした1枚だと思います。
 2. Benmont Tench 『You Should Be So Lucky』
TP&HBのオリジナルメンバーとしてだけでなく本国ではセッションマンとしての知名度も高い名キーボードプレイヤーの初ソロアルバム。演奏者としての腕を見せつけるのではなく歌ものアルバムに仕上げてきたことに拍手喝采しました。是非多くの方に聞いていただきたいです。
 3. David Crosby 『Croz』
彼にとって4枚目のソロアルバム。1枚目の『If I Could Only Remember My Name』と対をなすような内容にただただ驚かされました。声の艶は失われてしまいましたが存在感は健在です。
 4. Roger McGuinn 『Stories Songs & Friends』
自身の歩みを辿った選曲のライヴ盤。Rogerの現在の活動はファン以外に興味を持たれていないようで日本では全く報じられませんがギターを抱えて飛び回っています。近年の作品では最もポップで The Byrds の香りが感じられる「May The Road Rise To Meet You」が収録されたのが何より嬉しかったです。
14:  Tak. “SPIKE”  岡山県  52歳
2014年は、「キーボードが印象的だった3枚」になりました。
 Benmont Tench 『You Should Be So Lucky』
「ついに出た!初ソロ作」ですが、この人の表情豊かな鍵盤の音は、何ものにも代えがたいですね。Tom Pettyのアルバムも良かったですが、楽曲もバラエティに富み、ジャケットも渋いこのソロは最高でした。
 A.J. Croce 『Twelve Tales』
6人のプロデューサーに2曲ずつ依頼して制作されたアルバムで、本人が musical jigsaw puzzle と書いているように、印象の異なるピースが集まって出来上がった1枚の絵といった趣の作品でした。
 Suzy Bogguss 『Lucky』
ベテラン女性ボーカルによる Merle Haggard のカバー(トリビュート?)アルバムで、彼女のスッキリ・サッパリな歌声を、ギターとオルガンが包み込む感じが実に心地好かったです。
15:  立見 伸一郎  52歳
14年はなんといってもボブ・ディランが4年ぶり7度目来日公演を敢行(もちろん全17公演をおっかけ)。その来日直前には天辰さんのディラン特集トークイベントのゲストにお声掛け頂くという畏れ多くも身に余る光栄な時間を過ごし、また来日記念「ディラン祭り」は紙ジャケ復刻プロジェクトはじめファンには堪らない企画の目白押しでとても実りある一年でした。
 1. ボブ・ディラン&ザ・バンド 『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』 (Sony Music SICP30721~30726)
 2. ボブ・ディラン 『テンペスト』 (Sony Music SICP-30589)
 3. ボブ・ディラン 『サイド・トラックス』 (Sony Music SICP30519 ~30520)
で、ベスト3、まずは何と言っても 1.、もうこれでこれの海賊盤買わなくて済み、『コンプリート』の名に相応しい6枚組CD(2CD、3LPバージョンもあり)、2. 3. は先の「ディラン祭り」で発売された中から今日の気持ちで選びました。15年も蒐集道まっしぐらッス!
16:  土橋 博雄  東京都  57歳
2014年も多くの愛聴盤があり大いに迷いましたが、結局以下の3つに絞りました。この他にも、新譜ではDavid Crosby、Richard Thompson、Daniel Lanois、Neil Young、あがた森魚、発掘音源ではThe Band等も本当に良く聴きました。
 1. Crosby, Stills, Nash & Young 『CSNY 1974』
当時大いに話題となったこのツアー、とても行きたかったのですが高校生としてはそれも果たせず、その後ありとあらゆる海賊盤を聴き漁って想像を逞しくしていたものが、編集の手は加わったとはいえ、全貌が把握できる形で正式にリリースされたことに欣喜雀躍しました。40年前の夏へのタイムスリップに感慨無量です。
 2. Robert Plant 『Lullaby And ... The Ceaseless Roar』
世代的に Led Zeppelinには直撃されているので、Plantの新譜は出るたびに必ず聴いていますが、驚くべきことに、真の意味でのワールドミュージックとしてPlantは進化し続けていますよね。夏のサマソニには残念ながら行けなかったのですが、ネットで映像を観ても、近年の充実ぶりに目を見張る思いです。
 3. 大瀧詠一 『Best Always』
まさに巨星墜つ!!-2013年大晦日の衝撃は忘れられません。僕はリアルタイムではっぴいえんどの追っかけだったので、はっぴい(10年くらい前に出たボックスセットを除く)も大瀧さんもすべてアナログ盤しか持っていません。未発表音源が本人歌唱の「夢で逢えたら」1曲であっても、初CD化音源も多いこのベスト盤は外せません。訃報直後は大瀧さんを聴くのが正直つらい時期もあったのですが、1年が経ち、年末年始は繰り返し聴いて唯一無二の天才を偲ぶことになると思います。
17:  中島 一男 (kofn)  http://ameblo.jp/kofn/
 Rumer  『Into Colour』
 Lamp 『ゆめ』
 D'Angelo And The Vanguard 『Black Messiah』
Rumerの滑らかなシルキーヴォイスと極上のフィリーソウルのようにゴージャスで美しい楽曲たちに、Lampの芸術性の高さに加えシティーポップやブラジル音楽やソフトロックからの影響をバランス良く昇華させた日本語ポップスとしての完成度の高さに、D’Angeloが年末に突如リリースして驚かせてくれた今年これより黒い音楽はなかったのではと思えるほどのどす黒い傑作R&Bに投票します。
18:  NOAH  東京浅草在住
 Bruce Springsteen 『High Hopes』
3・21は夢が実現した記念日でした。この年のbossの新譜発売に合わせ、新宿duesで開催されたトークライヴ。ゲストに同アルバムのライナーをお書きになった、天辰保文さんをお迎えしての映像と音楽とトークの3時間、なんだか随分昔のことのように感じますが2014年の一大イベントでした。アルバムのラスト「dream baby dream」を聞くと今も夢は叶うと信じています。
 Allen Toussaint 『Song Book』
年が明けても2013年初ニューオールリンズの熱は覚めやらず、あこがれの地の音楽が目いっぱい詰め込まれた作品、lee Dorsey. irma Thomas, aaron Neville・・・みんなここから糸が繋がるように教わりました。まるで百科事典のようです。ラストの「southarn nights」のピアノを聞いていると遠くミシシッピイ河の静かな流れを思う
 Sheena & Rokkets 『Rocket Ride』
9月の日比谷野音はまだ残暑厳しい空気でした。でもレスポールがなり始めたら暑さもぶっ飛びました。病み上がりのシーナは日本ロックの女王!堂々とし、マコちゃんのギブソンも火を噴いていた。アンコールの「you may dream」はバンドの歴史とファンをつないでいた。このアルバム全曲演奏してくれましたが、日本のロックバンドの歴史が詰まっていましたね。35周年とはそれだけで感動します。
19:   Nori  静岡市清水区  57歳
全て輸入盤、あえて3枚なら以下がベスト3。
 Eric Clapton & Friends 『Breeze-An Appreciation of JJ Cale』
好きなミュージシャンばかりのゆったりした楽しい感じが伝わっって来た。
 Lucinda Williams 『Down Where the Sprit Meets the Bone』
2枚組を感じさせないルシンダ節が耳に心地よい、楽曲も粒が揃っている。
 Richard Thompson 『Acoustic Classics』
昔の曲ばかりだけど、アコギのカッコ良さにしびれた。小さいホールで聞いている感じ。
あと、こちらは日本盤で購入。ボブディランのベースメントテープのコンプリート、ジャクソンブラウンのトリビュート、ピンクフロイドの永遠(TOWA)、この3枚も捨てがたいので書いておきます。
20:  福原隆平  新潟県  37歳
 1. ClariS 『Party Time』
聴く度にグーっと力が湧き、日々の難儀さを乗り越える支えになりました。心にダイレクトに響き、揺さぶられ、全身に染み渡る真っ直ぐな歌。
 2. Yun*chi  『Asterisk*』
聴く度にジワジワと馴染み、いつしか日々の慌ただしさを乗り越える支えになりました。華やかさと切なさが良い塩梅の歌。
 3. livetune 『と』
聴く度に胸躍り、日々の単調さを乗り越える支えになりました。作り手と歌い手の交感から溢れる瑞々しい歌達。
以下次点(順不同)
あがた森魚 『浦島64』、大橋純子 『Live Life』、玉置浩二 『群像の星』、松山千春 『起承転結13』、彩木雅夫feat.初音ミク 『手紙-the Letter-』、Massilia Sound System 『Massilia』、The Idan Raichel Project 『Quarter to Six』、山人楽隊 『聴山』、Klo Pelgag 『L’Alchimie Des Monsters』、Conor Oberst 『Upside Down Mountain』
自分は今まで何のために音楽を聴いていたのか、そしてこれから聴いてゆくのか、考えてみた1年でした。
Conor Oberstはこちらのサイトのご紹介がきっかけで出会うことができました。ありがとうございます。
かしぶち哲郎さんのトリビュート盤のジャケット・イラストを眺め、前回エントリーからの1年の来し方に思いを巡らせながら、綴りました。行く末は暗中模索ですが、音楽とキチンと向き合い次回またエントリーできるよう、頑張ります。
21:  真紀  東京都
 1. Dan Penn 『I Need A Holiday』
このアルバムは2013年の作品のようですが、私は年が明けてから購入したので、2014年の方にランクインさせていただきます。彼の作品を聴けば聴くほど、曲・声・魅力に、はまってしまっています。Irma Thomasバージョンでしか知らなかった「Blue In The Heart」が、このアルバムでセルフカヴァーされていたのが嬉しかったです。ジャケ写が、自然すぎてちょっと笑っちゃいました。 (ケータイ見てる?、楊枝をくわえてる?)
 2. Geraint Watkin 『Moustique』
彼も、「聴けば聴くほど~ 」です。このアルバムは都会的な感じでちょっとオシャレな印象。彼のように今も現役で活動しているミュージシャンは、新譜が出るたびに新しい魅力を発見できますね。優しくて渋~いピアノは当然のこと、深みのある声に今回もまた引き込まれてしまいました。
 3. Ronnie Lane & Slim Chance 『Ooh La La: An Island Harvest』
前回のDVDに続き、今回も嬉しい作品が出ました。新譜が望めないので、未発表テイクやLIVE音源はファンにはありがたいです。このアルバムもRonnieの温かくてせつなくもある、そしてワクワクするような世界に連れて行ってくれました。
<おまけ> 私のベスト3では常連のジョージハリスン。アップルBOXが2014年、遂に出ました~!嬉しかったので、いつものようにランクインさせる気満々だったのですが、2014年は他にもお気に入りの作品がたくさんありましたので、身内(←勝手にごめんなさいっ)の作品は外してみました~(笑)
22:  松波 宗義  八王子市  60代
 1. ディランⅡ 『Second』 (1973)
お馴染関西フォークの名盤。
 2. Parchment 『Shamblejam』 (1975)
英国アコースティック・ポップ・フォーク3人組。
 3. Mac McAnally 『Nothing But The Truth』 (1983)
マスル・ショールズ製AOR、硬派なJ・テーラー。
2014年は、生の音楽(無名アーティストの小ライブですが...)を楽しむ機会が多かったのと悪名高いアベノミクスのおかげ(小遣い不足)でアルバム購入は近くのハードオフのジャンク・レコード(108円)漁りに終始した感がありました(苦笑)。そんな状況で腰痛にめげずに苦闘の末に捜し当てた掘り出し物です。
23:  Mayumi Abe  https://www.facebook.com/heartbreakers.jp
 Tom Petty and the Heartbreakers 『Hypnotic Eye』
 Benmont Tench 『You Should Be So Lucky』
 Lucinda Williams 『Down Where the Sprit Meets the Bone』
沢山の音楽を聞くには縁遠い生活を過ごしていますが、待ち望んで手にした数少ないアルバムが期待通り(期待以上)でしたので、十分に嬉しい一年でした。
24:  水口 正裕  神奈川県  59才
 Eddi Reader 『Vagabond』
 Kat Edmonson  『The Big Picture』
 Jesse Winchester  『A Reasonable Amount Of Trouble』
この「BEST 3」を選出する際は、天辰さんのお人柄に引きずられて、ついついSSW系を選んでしまいます(笑)。いずれも、カッコよくもあり、チャーミングでもあり、沁みる歌たちであります。それにしてもジェシ・ウィンチェスター、遺作であるとは信じられない軽快さです。
25:  与太老
ジジイになったせいか気が短くなり、ジミヘンを聴いている途中でG・オールマンを聴きたくなり、それを聴きながらD・トラックスに手を伸ばし⋯といった具合でせわしない昨今です。
 1. Crosby, Stills, Nash & Young 『CSNY 1974』
期待通りの熱気で、演奏はもちろん、あの時代の息吹を感じて、同時代の人間として懐かしくも感慨深く聴きました。
 2. ジャクソン・ブラウン 『Standing In The Breach』
J・ブラウンは来日コンサートに備えて聴き返している中、最新作『Standing In The Breach』をよく聴きました。この人の内省的な歌唱は、いつ何を聴いても説得力があって凄いと感じます。
 3. ニール・ヤング 『A Letter Home』 『Storytone』
敬愛するN・ヤング様の今年の2枚のアルバムは、パワーを感じないのが心配です。歳のせいか離婚のせいか、ヤング様が元気でないと私も元気が出ない。ヤング様が何をやってもついて行くけれど、この2枚はただの通過点だと思っています。来年こそは「錆びるよりは燃え尽きろ」と一緒に燃え尽きてしまいたいのですが⋯。
<オマケ> J・ミッチエルのデビュー前、1966〜7年のライブ 『Through Yellow Curtains』は音がとても悪いのですが、初々しくも瑞々しくキュートなジョニがそこにいました。
23:  天辰 保文  千葉県  65歳  http://incahoots.exblog.jp/
 ニール・ヤング 『ア・レター・ホーム』 (ワーナー)
 Jesse Winchester 『A Reasonable Amount Of Trouble』 (Appleseed)
 鈴木博文 『後がない。』 (メトロトロン)
全く同じCDであれ、ライヴであれ、一瞬たりとも同じ時間がそこで再生されることはない、というのをこの3枚以外にも、例えば、フェリース・ブラザーズの『Favorite Waitress』、ジョナサナン・ウィルソンの『Fanfare』、ザ・ウォー・オン・ドラッグスの『Lost In The Dream』、ブルース・スプリングスティーンの『ハイ・ホープス』、サン・キル・ムーンの『Benji』といったアルバムで、また、ローリング・ストーンズやボブ・ディラン、バート・バカラックや高橋幸宏といった人たちのライヴを通じて改めて、感じた1年でした。

先日も、フランスでテロ事件が起きたり、ぼくの思い過ごしだと良いのですが、このところ、世界的に不穏な気配が濃く感じられます。1年前も、この場で同じようなことに触れたと思いますが、自然に関しても世界規模でいびつになってきたようだし、日本国内に目を向けても、いまだ東日本大震災が続いている人々がいて地域がある。ぼんやりしていると、いよいよ、テレビや新聞に向かって嘆いてばかりの1年になってしまいそうです。
それだけに、少しでも長くこういう楽しい企画が続けられるように、踏ん張らないとなあ、と自らにしっかりと課しながら、企画に参加していただいたみなさんに、感謝をこめて、ありがとうございました。そして、1年後またお会いしましょう。

2015年 1月 天辰保文