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天辰家の猫 リアムのひとりごと * その 13

春を飛び越え、初夏みたいに暑くなったかと思ったら、また冬のような寒さに逆戻り。気まぐれな天気が続いていたおかげで、ぼくも風邪をひいてしまった。(猫だって風邪はひくし、ひけばくしゃみもするんだよ。) 猫らしからぬ「びゃあ~びゃあぁぁ」という変な鳴き声しか出なくなって、ご主人様から「!??」な顔をされている。皆さんも健康には気をつけてくださいね。

さて、ご主人様の近況はというと、今シーズンから始まったプロ野球のセ・パ交流戦に、これまで以上に熱~い声援をテレビの前で送る日々が続いている。それにしても、それまでダントツに強かったDのチームが負け続け、最下位だったGのチームが勝ち星を拾っているのはどういうことなんだろう!?

そんな中、主催ゲームを復刻ユニフォームで戦う ご主人様の愛する阪神タイガースの調子はまずまずのようだ。交流戦ならではのDHで登場した濱中の復帰に感激の涙を流し、桧山の久しぶりのHRに万歳三唱し、井川の待望の完封にほっと胸をなでおろし、藤川球児の力強い好投に惚れ惚れと見とれるご主人様。

それに毎日つきあっているぼくも、猫としてはかなりの野球通になったんじゃないかと我ながら思っている。

パ・リーグとの試合を観ていて、ご主人様はあることに気づいた。それは応援の仕方が、パ・リーグは統制がとれ、若々しく、スマートなことだ。Jリーグの応援にもどこか似ている。それに比べると阪神の応援席はみんな豪快に楽しんでいるというか、関西のチームならではというか、野次るにしても笑いのツボを心得ているというか。

そんな応援団に混じって、球場で思う存分、げきを飛ばしたいご主人様だが、なかなか都合があわずに今年に入ってまだ球場に足を運べていない。でも、球場まではついていけないぼくとしては、置いてきぼりにされるのは寂しいので、このままテレビ前の観戦が続くことをひそかに願っているんだ。

でも一度でいいから、ぼくもラッキーセヴンの風船飛ばし、体験してみたかったりして!
(2005. 5)