Liam's Page

天辰家の猫 リアムのひとりごと * その 1

りあむ、原稿チェック中
はじめまして、天辰家の猫 リアムです。

ぼくのご主人様はのんびりしている。今日やっても明日やっても変わらないことは、まず明後日以降にやることになる。そんな調子だから、仕事部屋は昨日やおとといの仕事の資料がたまり、猫のぼくも歩けなくなるくらいのCDの山だ。

それでも気付くといつのまにか仕事が終わっているから不思議なんだよなぁ。いつ片づけているんだろう?(部屋はあいかわらず片づかないままだけど。) どうやらぼくが観察する限り、毎晩、深夜近くから明け方まで部屋に缶詰になってやっているようなんだ。

でもたまに3時頃、こっそりとひとり家を抜け出すことがあるのを僕は知っている。その日も雨だった。どこかへ出かけたと思ったら、15分後、帰ってきたご主人様はマールボロライトをしっかりと握りしめていた。

そこらへんがぼくのご主人様のすごいところだ。ちょっとの雨でも外出をためらい、寒さがなにより大の苦手なくせして、たばこが切れた時と釣りの時だけは、真冬だろうと、雨の中を出ていく。そういうことだけは明日に延ばせないらしい。そうそう。一度なんて、雪の中、釣りに出かけたことがあったっけ。(ぼくはこたつで丸くなっていたけどね。)

最近、数十年ぶりにテニスをやり始めたご主人様だけど、それもどうやら磯の釣り場を歩き続ける体力を維持したいからという、なんとも純粋な動機らしい。テニスの腕前の方は、まだ持っているというジョン・マッケンロー・モデルのラケットと同じくらい年季が入っているはずなんだけど・・・ね?
(2004. 4)