Liam's Page

天辰家の猫 リアムのひとりごと * その 26

今年は空っ梅雨だとかで、雨の降らない暑い日が続いてますね。

みなさん、体調をこわしたりしてませんか?

ちょっぴりごぶさたしちゃいましたが、ぼくもご主人様も元気です。 
まだ夏と呼ぶには早いけど、蒸し暑い毎日。ご主人様が髪を短く切ってきました。もう15年近く通っているという床屋さんとは顔なじみ。

電話一本でいつでも時間を作ってもらえるし、椅子に座れば何も言わなくても好みも何もかもすべてわかってくれている。めんどうくさがり屋のご主人様にはピッタリ。

お喋りや世間話をしているうちに、カットもパーマも終わってしまっているらしい。話しこみすぎて、思っていたよりも短くされちゃうことは結構あるみたいだけどね(笑)。  
そんなわけで髪を切ってさっぱりしたご主人様に「よぉし、今度はリアムもさっぱりする番だぞ!」と僕は浴室に連れていかれてしまった。

でも僕は、赤ん坊の頃からお風呂が大の苦手なんだ。

たぶん僕の仲間でお風呂が好きっていう猫はほとんどいないんじゃないかな。水には興味はあるし、顔に水を浴びるのは楽しくて好きなんだけど、体中が濡れてしまうと、足でふんばることができなくなって、すごく不安になってしまう。

実際、ずぶ濡れになったぼくを見て、ご主人様も「情けないなぁ、リアム」と半分おもしろがってるみたいで、それもまた悔しい。
そんな苦手なお風呂に今日は入れられてしまった。

シャンプーで泡だらけにされたあと、全身をシャンプー用ブラシでブラッシング。これは自分じゃ届かないかゆいところに手が届くようで、実は嫌いじゃない。

でもそのあとシャワーを何度もかけられ、リンスをされ、最後にバスタオルで包まれて拭かれる間、ジッとしてるのが嫌い。
冬じゃないのでヘアドライヤーはパス、と言われた時は思わず「ありがとう!」ってココロの中でつぶやいちゃったよ。

そんなぼくの本心も知らずに、「リアム、さっぱりして気持ちよくなっただろう!」とぼくをお風呂に入れたあとのご主人様は、さもいいことをしたぞと満足げ。

お風呂は大嫌いだけど、「シャンプーした後はふわふわで気持ちいいな」とご主人様がいつもよりも頬ずりをしてくれるから、今日も我慢してるぼくなんだ。
(2007. 6)